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酔いながら考える
- キクチテッペイ
- 2017年9月15日
- 読了時間: 1分
”「今は酔ふべき時です!『時』に虐げられる奴隷になりたくないなら、絶え間なくお酔ひなさい!酒でも、詩でも、道徳でも、何でもお好きなもので。」”
ーボードレール「酔へ!」 富永太郎訳
そんな一節で始まるこの本。
僕は、比較的読みものもお酒も好きな方です。
そんな時に書店でふと手に取ったこの本。
表題からして、何とも魅力的な匂いが漂ってきます。
何気なくページをめくると、幾人かの「酔い」を巡る寄稿エッセイと、文学(古典)からの引用。
気付いた時には、ほんの短い間に一冊読み終えていました。
「歩きながら考えること 自分を新しくしてどんどんオープンになること」そんなスローガンを掲げ、マイペースに刊行を重ねるリトルプレス『歩きながら考える』の別冊として刊行されたこの本。
読んでいると、その事柄を体験しているかのような、少しお酒が入ってゆらゆらと酔いがまわるような感覚にすらなりそうな。(僕は実際に酔いながら読んでたので本当にゆらゆらしていましたが、、、)
川島小鳥さんの巻頭の写真から始まり、様々な人の酒にまつわるエピソード。
お酒か本、もしくは両方好きな方ならきっとお気に入りのお話が見つかるはず!

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