シャンプーって何を使えばいいの?
- キクチテッペイ
- 2017年2月4日
- 読了時間: 3分
『市販のシャンプー』について、お客様からそんな質問を受けることがよくあるので、今日はそれについて参考になればとまとめてみました。

簡単に言えば、髪質や体質に合ったものを選ぶ。
それと選ぶ際に注目してほしいいのがシャンプー剤の中味。
シャンプーを選ぶ際は、メーカーの宣伝の言葉だけでなく、シャンプーの中味(成分)を見ていくことが大切です。 シャンプー剤の中味の何を見ていくかというと、洗浄基剤(界面活性剤)です。
この洗浄基剤は、シャンプーの主成分にあたります。 シャンプーの性能(使用感)は、厳密にはシャンプーの洗浄基剤だけで決まるものではありませんが、一般的には、洗浄基剤で語られる場合が多い様です。
シャンプーの中味(成分)は、必ず『全成分表示』によって示されています。 そして、全成分表示は、配合量の多い順に記載されます。 シャンプーに一番多く含まれるの成分は水ですので、水が一番上に表記されます。
ですから、2番目の成分が洗浄基剤となります。(2番目だけでなく、3~4番目まで見る場合もあります)
とは言っても何が自分に合っているのか、成分なんてわからないという方がほとんどだと思うので簡単にまとめてみました。
まずは、代表的なシャンプーの種類について。
1、高級アルコール系
2、石鹸系
3、アミノ酸系
大まかに分けると、この3つが代表的なシャンプーの種類に大別されます。
じゃあ、それぞれの特徴はということになりますね。
1、高級アルコール系
・基剤
ラウレス〇〇、ラウリル〇〇、スルホン〇〇等の成分が入っ
っています。
・特徴
CMでやっていたり、薬局などで比較的安価で手に入ります。
泡立ちが良いのですが洗浄力も大変強く、皮脂を過剰に取り
過ぎてしまう可能性もあります。
頭皮への刺激も強いため、肌が弱い方や頭皮が荒れてる方に
はオススメできません。
2、石鹸系
・基剤
脂肪酸○○、石鹸素地、石鹸分と表記されることが多い。
・特徴
自然派志向の方から高い人気を集めておりますが洗浄力が強
いため、頭皮の皮脂を若干落としすぎる傾向があります。
石鹸系シャンプーはアルカリ性です。人の肌や髪は弱酸性な
ので、やはり毛髪や頭皮に対して刺激が強いです。
3、アミノ酸系
・基剤
ココイル○○、コカミド○○等の成分表記がされています。
・特徴
名前からもわかるように、アミノ酸(毛髪や肌)の元となる
たんぱく質を形成するアミノ酸が基剤となっています。
洗浄力はやや弱く、低刺激ですなので肌や毛髪にも優しいと
言えます。
頭皮がデリケートな方や、髪に乾燥やダメージが見られる方
に適していますが、高級アルコール系のシャンプーと比べる
高価なものが多いです。
ざっとまとめさせて頂きましたが、あくまで三つの特徴ですので個人の使用感などとは別の話です。
今回は『基剤』の点に着目しましたが、厳密にはこれだけの話ではなく、中味全体のバランスや配合成分が大事になってきますので参考になれば嬉しいです!
お店に来店された際はヘアスタイルの話はもちろん、こんなちょっとした疑問などもぶつけて頂ければご相談させて頂きますので是非!
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