白髪の悩み。
- キクチテッペイ
- 2017年2月16日
- 読了時間: 4分
今日のブログは、誰もが気になる『白髪』についてまとめてみようと思います。
『白髪』って遺伝的な要因であったり、老化であったりと色々な要因があって生えてきてしまいます。
生え際や分け目にあるとすごく気になりますよね?

多くの白髪はあくまでごく自然な老化現象ですので、完全に防ぐということ難しいです。
しかし、近年は遺伝以外の要素、例えば無理なダイエットや不健康な生活習慣によって白髪になる人が増えていると言われています。
それではまず、この『白髪』のメカニズムについて説明します!
1、髪の色の作られ方
実は、できた瞬間の髪の毛は、もともとは白いのです。
髪の毛がつくられていく過程のなかでメラニン色素が自然に混ざ
っていくため色がついて生えてくるというわけです。
ですから、白髪というのは、混ざるべき色素が足りないことで起
こる現象といえます。
メラニン色素には黒色メラニンとも呼ばれる「ユーメラニン」と
黄色メラニンとも呼ばれる「フェオメラニン」があり、この2種
類の組み合わせによって髪色が作られているわけです。
具体的には、ユーメラニンが多ければ暗い髪色となり、フェオメ
ラニンが多ければ明るい髪色になります。
日本人の場合は、大部分がユーメラニンです。
いわゆる白髪というのは、このいずれのメラニン色素も含まない
状態の髪を言います。
2、白髪になる原因
これは先ほども触れましたが、最も大きな原因は老化です。
年を取ると毛根部のチロシナーゼの量が減ったり機能が低下する
ことがあり、メラニン色素を作ることができなくなるのです。
しかし、世の中には若白髪に悩まされている人も多いでしょう。
これは、老化以外の原因でもメラニン色素が作らなくなる場合が
あるということを意味します。
栄養が充分に足りなかったり生活習慣に問題があったりしても白
髪になることがありますし、病気などでも白髪になる場合があり
ます。
近年では、細胞のストレスが白髪を招くこともわかっています。
と、髪においても肌と同じくメラニン色素が大きく関係していることがわかりますね。
ここでお客様から白髪に関して多い質問が「抜く」べきか「切る」べきかという質問をよせられます。
これに関しては抜いてしまうと毛根や頭皮にダメージを与えてしまい炎症を起こす原因にもなりかねないのであまりお勧めはしません。
では「切る」という方法は、少量の白髪だったり切った直後はいいのですが、切った毛が伸びてくるとピンピン立ち上がってしまって逆に目立ってしまうこともあります。
ですので、少量で気にならないようであればそのままでもいいと考えています。
が、やはり生え際は分け目など目立つところに増えてきたら?
ここでこれもよくある話なのですが、「白髪染めはちょっと、、、」というお客様です。
『白髪染め』というと、「年配の方がやるもの」だとか「黒くなっちゃうんじゃない?」とか少し偏見があるように感じています。
『白髪染め』というと特別なもののように聞こえますが、実は普通のヘアカラーも白髪染めもヘアカラーの一種。
主な成分や原理は一緒で、違うのは成分の配合バランスなんです。
黒髪・白髪それぞれの特徴や髪の明るさに合わせて、キレイに染まるように調整されているのです。
つまりは『白髪染め』という聞こえがあまりいいイメージでないだけで、白髪も染まりつつある程度明るくしたり、キレイな色味を楽しむことも可能なんです。
また別の方法としては、白髪が目立たないように全体を明るくして地毛と白髪の明度差を少なくされる方もいらっしゃいます。
ですので安心して相談していただき、ご説明させていただいた上でベストな施術をと心がけています。
僕は代々木上原の美容室で働いて思うのが、様々な年齢層のお客様がいらっしゃり、様々な悩みがあります。
今回は白髪についてのお話でしたが、疑問に思っていることや不安などはどんどん言っていただきたいなと思っています!
僕たちは美容師ですので、髪やヘアスタイル以外にも薬剤などの知識を持っていないといけないと思っています。
これからも髪についての悩みや相談など、普段お客様が疑問に思っていることをわかりやすく説明していけたらと思いますので宜しくお願いします!
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