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オン・ザ・ロード

  • キクチテッペイ
  • 2017年3月11日
  • 読了時間: 2分

今日はこの本をご紹介。

オン・ザ・ロード(邦題:路上)

アメリカの小説家・詩人で、ビートニク(ビート・ジェネレーション)を代表する作家の一人ジャック・ケルアック(Jack Kerouac、1922年3月12日 - 1969年10月21日)の著作です。

彼は第二次世界大戦中は船員として世界中を航海し、戦後は親友であった作家のウィリアム・バロウズや、ニール・キャサディ、アレン・ギンズバーグらと共にアメリカ中を放浪してまわりました。

そんな経験から、ケルアックの代表作『路上』は、ヒッピーなどの間で多くの愛読者と熱狂的な信奉者を生み、一気にアメリカのカウンターカルチャーの代表となりました。

彼らの間で「ビート族の王」「ヒッピーの父」とも呼ばれています。

これはケルアック(=サル・パラダイス)の自伝的小説で、20代の後半に盟友ニール・キャサディ(=ディーン・モリアーティ)と広大なアメリカを横断した旅物語。

キャサディは類希な表現力と奇想天外の思考、誰も予想だに出来ないパワフルな行動力の持ち主で、その存在無くしてこの物語は世に生まれ得なかったことでしょう。

『オン・ザ・ロード』は出版されるや否や、その即興的文章のリズムや躍動感が人々の心を掴み、またたく間にベストセラーとなります。

この本の影響を受けた若者たちがバックパックを背負って旅立ち、60年代にはヒッピー・ムーブメント誕生の導火線となりました。

出版から半世紀を経た現在では、『オン・ザ・ロード』は32カ国で発行され、アメリカとカナダだけで毎年10万部ものセールスを記録する不動の名作として君臨しているそうです。

作家のトルーマン・カポーティに「あれはライティングではなくタイピングだ」と揶揄されたほど驚異的なスピードだったそうです。

しかし、出版には6年もの歳月を要し、1957年、35歳の時にようやく陽の目を見た作品だったのです。

作家のウィリアム・バロウズがかつて「ケルアックは世界規模で文化革命を起こした源だ。」と語ったとおり、ケルアックのメッセージが国や人種、世代をも超えて届いているのは間違いなく、僕自身もこの作品を読んで少なからず影響を受けた一人です。

ケルアッルやニール・キャサディ、アレン・ギンズバーグが創り出した、ビートジェネレーションやヒッピー文化。

この作品を手に取った多くの人々が、何かしらの影響を受け、今もなお若者たちに深い影響力を持つ作品であることは間違いないと思います。

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